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質屋について
質屋の歴史
質屋の始まりは鎌倉時代。今まで、なんと750年もの歴史があります。藤原定家の日記の中で、当時の質屋にあたる土倉というものが出てきます。土倉は酒造業の兼業として始まり、江戸時代に入ると世情が安定し、経済活動が活発になったため、土倉というものが安定してきました。寛永年間には、ほぼ質屋の形は完成し、現在の質屋営業法の元になる質屋取締令が施行されました。この時、呼び名が土倉から質屋になりました。
その後、元禄年間に突入し、世情は急速に成長し、質屋の全盛期を迎えます。このころ、一般庶民の間にも質屋が定着してきます。享保年間になると、8代将軍吉宗によってなされた『享保の改革』によって、世情は質素な生活を営むようになりました。これに伴い、世の中は不況の最中、質屋の件数は急増しました。ところがその後、質屋取締令が強化され、質屋の生存競争が始まりました。
時は流れ、戦後には、食料不足に悩まされる日本の姿がありました。人々は、食べ物を買うお金を得るために、家にあるものを持って朝から質屋に行列を作っていました。質屋にはどんどんものが集まり、そのままインフレの時代が訪れ、物価は上昇。質屋の数も大幅に増えました。
繁盛の時期もあれば衰退の時期もあるというように波にもまれながらも、現在でも健在しているのは、原始的な金融取引の中で、安心して利用できるシステムだからではないでしょうか。
質屋とリサイクルショップの違い
質屋とリサイクルショップの違いとは何でしょうか?
取り扱っているものは古物なので変わりはありません。
古物とは・・・一度使用された物、または使用されない物で、使用のために取り引きされたもの、これらの物品に幾分手入れをしたものと古物営業法では定められています。)
質屋とリサイクルショップの大きな違いは、質屋は品物の価値と見合ったお金を貸すことができるというところです。この場合、借りたお金と利息分を払えば、品物を取り戻すことができます。支払えなければ質流れになり、品物は手元には戻りませんが、取立てなどは一切ありませんので、安心して利用できます。
最近では、買取に力を入れている質屋さんも多いため、質屋とリサイクルショップの違いが曖昧に思われがちですが、質屋の本質は、この品物を元にお金を貸すというところにあるのです。
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